TRACコーチ 大西正裕

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TRACコーチの大西です!

今日もラオスよりお届けします。
加速局面と等速局面のテクニックについて午前、午後でトレーニングを行いました。加速局面では大きく腕を使うこと、腕振りの重要性を体感しながらのトレーニングとなりました。加速局面では、大きく腕を使うことで大きな力を地面に加えることができスムーズに加速することが可能となります。

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等速局面では、優秀なスプリンターであっても減速することを理解し、いかに減速せずにフィニッシュまで走りきるかがテーマとなりました。120mを40mごとに分け、各区間で走りに変化をつけて走るトレーニングを行いました。ある区間では為末コーチより「笑顔で!」という声に、選手たちも戸惑いながらも笑顔になって走っており楽しいトレーニングとなりました。

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午前と午後の間に少し時間ができたので、ラオスで問題となっている不発弾に関する資料館へ行ってきました。昨日の開講式でも「ラオスは不発弾によって障がい者が作られた」という話もしていたので、勉強不足である私にとってとても衝撃的でした。
1960年〜70年にかけて行われたベトナム戦争時に大量の爆弾をラオスに落とし、その30%近くが不発弾として現在も残っているそうです。
そうした不発弾は、市民の生活と隣合わせであり、農作業中に不発弾に触れてしまったり、子供がボールとして遊んでいるものが不発弾であったり、料理をしている熱が地中を伝い不発弾を爆発させてしまったり・・・普段の何気ない生活の行動が生死を分ける可能性ある地域がラオスにはあるのです。運良く死を免れても、手足に障がいを負うことも珍しいことではありません。

昨日の話にあった「不発弾によって…」というのは、不発弾に対する怒りでもあり先進国と呼ばれる国が残した負の遺産であることを痛感しました。スポーツは全世界共通の文化であると認識していましたが、共通の文化になりえない状況を作ってしまったのも先進国であるのだと感じました。