TRACコーチ 大西正裕

カテゴリ:スクール,ヘッドライン,学ぶ,記事全般,走る

TRACコーチの大西です。
春の運動会はいかがでしたか?成果を残せた人も、残せなかった人も思い切り走り、全力を尽くすことができていれば良いなと思います。
TRACコーチ達も運動会シーズンにはたくさんの“かけっこ”に関する質問をもらいました。その中でも今年一番耳に届いたのが、「“かけっこ”は習えば速くなりますか?」という質問でした。

 

我々としては「速くなる!」ということで胸を張って言っています。もちろん経験だけでなく、エビデンスに基づき指導していますが、どんな練習で、どれくらいの期間で、最も記録が向上するのかを真摯にお伝えし切れていません。

 

そこで、TRACのトレーニングで子供たちの足がどのように速くなっていったのかを検証して行きたいと思います!

 

 

まず、TRACの指導コンセプトは「走る喜びを伝える」ことであり、25歳の時に輝けるスポーツライフを送れるように発育段階を考慮したトレーニングを行うことです。スパイクを長時間履くようなトレーニングや量に依存したトレーニングは行わず、伸び代を残したまま次のステージに送ること、小学生期に高めておいた方が良いであろうトレーニングを行っています。

上記の指導のコンセプトをコーチ間で共有し、毎月のテーマに取り組んでいます。4月末〜5月末にかけてのテーマは「腿上げ」でした。

 

「腿上げ」では、上げた足(遊脚)の踝が付いている足(支持脚)の膝の横に来る高さを基本とし、支持脚に沿うように足を上下に動かすイメージを伝えました。(参照)踵とお尻の距離を近づけ、上げた足のつま先が下がらないように子供達に指導しました。

この理由は、踵が身体から遠い位置にある状態でジャンプするとわかるように、綺麗な姿勢が崩れてしまい地面へ伝える力も、地面から受ける反力も小さくなってしまうためです。

 

「腿上げ」月間のトレーニング効果はいかに!?結果を発表したいと思います。

 

計7校で83名のスクール生がトレーニング前後での測定に参加しました。各スクールで平均値が異なりますが、学年の構成やサーフェイスが異なるためスクール間での平均値が大きくなっています。

 

全体としては0.11秒の記録の伸びが見られました。僅かですが、距離にして約1m。この距離分速く前に進むことができるようになりました。

この結果の考察やメニューについては、また次回!