TRACコーチ 大西正裕

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TRACの大西です。

100m準決勝が先ほど終わりました。ファイナリストへの期待がなされた日本3選手ですが、惜しくも準決勝敗退となりました。
世界の壁は厚かったですね。リレーでのリベンジを期待したいと思います。

結果と雑感は下記の通り!(敬称略)

1組-0.5
①シンビネ(南アフリカ)10.05
②ガトリン(アメリカ)10.09
③メイテ(コートジボワール)10.12
④フォート(ジャマイカ)10.13
⑥ケンブリッジ飛鳥(日本)10.25

さすがセミファイナルというレース。予選とは全然違うギアで走っている。シンビネは予選はタイムで拾われての通過で今大会危しであったが、立て直してきてガトリンを抑えて1着。メダル候補の実力はある感じ。ガトリンは予選では余裕がありそうな印象であったけど、セミファイナルは競り合うレースとなりやや硬さがある。そのせいか足が前まで持ってこれず、ハサミ込みが遅れているように見える。ファイナルが勝負という意識はあるだろうからどれくらいギアを残しているか気になるところ。DLで好調だったメイテ、予選でトップのフォートはここでえ姿を消した。
ケンブリッジも予選より良い走りに見えたけど、後半のキレがもう一つ戻っていなかった感じ。これがあれば面白かった。

2組-0.2
①ブレーク(ジャマイカ)10.04
②プリスコット(イギリス)10.05
③蘇ヘイテン(中国)10.10
⑦サニブラウン(日本)10.28

予選で好走を見せたサニブラウンのファイナルへの期待されたが、スタート直後バランスを崩しつまづくような走りになり惜しくも敗退。どの組の強いのセミファイナルであったが、チャンスがありそうな組であっただけに非常に残念である。レースは、予選でサニブラウンに後塵を拝した13年の世界陸上のチャンピオンのブレイクがしっかり走り1着通過。アウトコースから地元の声援を受けて着順でファイナルへの切符を手に入れたのはプリスコット。3着には前大会ファイナルへ残った蘇が入り、2大会連続のファイナリストへ。同じアジア人がこうやって実力を発揮しファイナルへ残っているので、人種や骨格などの理由ではない何かがあるような気がする。

3組(+0.4)
①コールマン(アメリカ)9.97
②ボルト(ジャマイカ)9.98
③ビコ(フランス)10.09
④ウジャ(イギリス)10.12
⑤多田(日本)10.26

新星コールマンが王者ボルトを抑えて1着通過。03年200mを制したジョンカペル以来の元フットボラーがスプリント制するか。個人での世界大会は初であるが貫禄のある走りを見せている。打倒ボルトの1番手である。ボルトは60mまでの加速局面からスピードに乗せるところまでのもたついている感じが気になる。近年はセミファイナルが悪く、それでもファイナルで勝ち切ってくるのがボルト。100mラストラン有終の美を飾れるか。北京大会、リオとファイナルに残っているビコーがタイムで拾われ、ファイナルへ。
多田はロケットスタートを見せるも後半の地力の差が出て敗退。世界の舞台でも持ち味を発揮しているのでリレーでの走りに期待したい。

<決勝への展望>
準決勝を見てメダル候補を予想したいと思います。

優勝 ボルト(ジャマイカ)
2 位 シンビネ(南アフリカ)
3 位 ブレイク(ジャマイカ)

誰かが抜け出すのではなく雪崩こむ接戦になると思います。0.01秒で順位が変わってきそうです。準決勝までの動きを見てガトリンが思ったよりも走りの内容が悪いように感じたのと、初ファイナルでコールマンが硬くなってしまうのでは?という予想です。
シンビネ、ブレイクは大舞台での経験もあり、まだもう一つギアはあるのかな?という印象です。
皆さんはどう予想しますか??