TRACコーチ 大西正裕

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TRACの大西です。

 

先ほど女子100m決勝が行われました!こちらも番狂わせが起き、勝負はやってみるまでわからないということを改めて教えてくれました。

 

女子100m決勝

①T・ボウイ(アメリカ)10.84 SB
②M・タルー(コートジボワール)10.85PB
③D・シパーズ(オランダ)10.96

⑤E・トンプソン(ジャマイカ)10.98

男女共にアメリカが100mで勝ちアベックVを達成。戦前の予想はトンプソン選手有利の情報でした。世界最高峰の競技会であるダイヤモンドリーグで連戦連勝。特筆すべきは怪我のリスクを下げるためにスパイクシューズではなく、ピンの付いてないランニングシューズで走っても勝ってしまうほど実力は抜けていました。

決勝のレースではややスタートで出遅れましたが、今季のトンプソン選手にとっては許容範囲内でした。しかし、そこから左右に体が揺れているような走りとなり、少しガタつく走りでスピードに乗りきることができませんでした。

一方で、準決勝で勢いを見せたタルー選手、ボウイ選手が上位に食い込みました。準決勝ではタルー選手は10秒87、ボウイ選手が10秒91、トンプソン選手は10秒84とタイムに大きな差は見られませんでした。内容を見るとトンプソン選手は終盤力を抜いていたので、決勝へギアを残している印象でした。他の二人は内容としても良いレースでしたし勢いがあり、この舞台に向けてのコンディションが整っていることが見て伺えました。

 

 

男子同様に実力の発揮度を検証してみましょう。

女子でも力を出しきった選手が上位に食い込んできています。大会前の記録を見てもトンプソン選手が頭一つ抜けています。「勝てる」と思って臨むレースと「勝ちたい」と思って臨むレースでは動きに変化見られることが予測されます。攻める気持ちを持てるかどうかなんでしょうか。そもそも勝てると思える位置に、状態にあることが前提条件な気はします。(紐解く足がかりを考えたいと思います。)

男子も女子も戦前の予想とは違う結果となり、「勝負」の難しさ、奥深さを感じさせる大会となっています。