TRACコーチ 大西正裕

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TRACの大西です。
大混戦の100mを終えてから中1日。

ボルト、ガトリン、ドグラス不在で更に大混戦が予想される男子200mの予選が行われました。

日本からはサニブラウ選手、リオ五輪リレーメダリストの飯塚選手が出場しました。

 

結果と雑感は下記の通り。(敬称略)

 

1組

①ブレイク(ジャマイカ)20.39

②サニブラウン(日本)20.52
実力者ブレイクに続き、しっかり着順で通過したサニブラウン。タイムはやや物足りない感じ。世界大会で着順でコマを進めることは次のラウンドに向けて良いレーンを獲得するために重要なこと。しかし、サニブランのレースはやや硬さが見られ、カーブの出口でのスピードの乗り感は足りないように感じた。200mでの肝となるこの区間の走りがいつもどおりできれば面白いかも。足のハサミ込みがやや後ろ気味なのがそう修正してくるか。

 

2組

①リチャーズ(トリニダードトバコ)20.05

 

いい選手を排出し続けているカリブ海から面白い選手が出てきた。スタートから小気味の良いピッチで走りぬけて20秒0台。自己ベストは19秒9台と予選から好調な様子。内側のレーンで走りづらさもあった予選からシードレーンになる準決勝ではどんな走りを見せてくれるか。メダル候補の一人

 

3組

①バンニーキルク(南アフリカ)20.16
②タルボット(イギリス)20.16

 

400mだけでなく200mも好調なバンニーキルクが盤石の走り。隣のレーンを走っていた地元タルボットがいいレースを見せ自己ベストを更新。このあたりがファイナリスト争いな気がする。本日400m決勝を終えて、明日200mの10決勝を迎えるバンニーキルクの疲労度も気になるところである。

 

4組
①グリエフ(トルコ)20.16
②ウエブ(アメリカ)20.22

③ルメートル(フランス)20,40
世界大会のファイナルの常連になりつつあるグリエフが1着。今回もしっかりここにあわせて来た感じ。全米チャンピオンのウエブはインコースのため前半のスピードが上がりきらず、後半で巻き返した感じ。準決勝に向けてはまだ余裕があるかな?ルメートルはやや苦しい展開。どこまで立て直せるか。

 

5組

①シアメ(ザンビア)20.29NR
今季ランキングトップのマクワラ(ボツワナ)が200mを棄権し、400mに賭ける作戦。よりメダル争い、ファイナル争いが激戦に。5組はザンビア記録をマークしたシアメが1着。この選手もファイナル争いの一人。

 

6組

①ヤング(アメリカ)20.16

②シンビネ(南アフリカ)20.22

 

 

100mが得意なシンビネが前半大きくリード。後半ヤングが追い込んでくる展開。100mでは予選、準決勝で全く違う走りを見せたシンビネがどの程度力を残しているか。ギアが残ってればメダル争いをするだろう。

 

7組

①ミッチェルブレイク(イギリス)20.08

②飯塚(日本)20.58

 

地元ミッチェルブレイクがレーン侵害で失格となった2名の選手と競りあい、好記録で予選通過。飯塚はスタートからの加速で乗り遅れ、勝負どころのカーブからストレートに入るところで離される苦しい展開。ストレートに入ってからは自分のリズムで走りきり、4着でゴール。タイムで拾われるところまで0.05秒足りなかったが、先着していた選手が2名失格となる波乱。ともあれ、もう一本走れる。飯塚らしい走りを期待したい。

 

 

日本男子ショートスプリント陣は100m、200m共に出場選手全員が準決勝に進出。この後に控えるリレーにも期待ができます。地元イギリスもかなり選手たちが有力で好調であるため、昨年買ってはいるものの不気味な存在に。200mの勝負はもちろん、そのあとのリレーを考えながら観戦するとさらに面白くなります!