TRACコーチ 大西正裕

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TRACの大西です。

 

注目の男子200m準決勝が先ほど行われ、末續慎吾選手以来14年ぶりとなる決勝進出をサニブラウン選手が決めました!決勝は明日行われます!

 

準決勝の結果と雑感は下記の通りです。(敬称略)

 

1組

①ヤング(アメリカ)201.2
②マクワラ(ボツワナ)20.14
③ミッチェルブレイク(イギリス)20.19
⑤飯塚(日本)20.62

まず1組は、ノロウィルスの影響で大会側から出場を認められていなかったマクワラが救済処置により200mの10決勝からレースへ復帰。強豪揃いの中に日本の飯塚選手。ヤング、マクワラ共にレース序盤から積極的に行き、それを追う予選好調のミッチェルブレイクが続く。飯塚も予選から修正し、前半から積極的な展開を見せタイムで拾われて決勝へ。コーナーの抜けまでは先頭争いをするもストレートでは地力の差を見せられ5着に。リレーの走りに期待したい。

 

2組

①リチャード(トリニダードトバコ)20.14
②サニブラウン(日本)20.43
③ブレイク(アメリカ)20.52

予選絶好調であったリチャードが2着以下を寄せ付けない圧倒的なリードで1着通過。本命無き今大会ではリチャードの優勝もあるかも。予選、準決勝と力のある選手との接戦がないため、決勝で競るレースになった時にどんなレースにるか。そして、サニブラウウン選手。予選では前半のスピードの乗りがイマイチ悪く、準決勝の走りもどうなるか?という心配をよそにしっかり修正し、前半から力を出しきる走りとなった。サニブラウンの強さは、ストレートに出てから海外選手とやりあえところにある。飯塚選手が離されてしまった部分で、しっかり戦えている。世界歴代2位の19秒26という記録を持つブレイク、実力者の地元ヒューズを抑えて決勝進出は素晴らしい。

 

3組

①グリエフ(トルコ)20.17
②ウェブ(アメリカ)20.22
③バンニーキルク(南アフリカ)20.28

前大会のファイナリストのグリエフ、全米チャンピオンのウエブ、リオ五輪3位のルメートル(フランス)に加えて、今大会400m優勝のバンニーキルクが揃う3組。どの組も厳しい組になるのが準決勝ではあるが、中でも3組は厳しい組となった。バンニーキルクが有利と見られていたが、ウェブがいい飛び出しからレースをリード、ストレートでグリエフ、バンニーキルクが追う展開。グリエフはさすが勝負どころが分かっているなという印象。バンニーキルクは余裕なのか、疲労なのかわからないがスタートからキレがなくまったりと走った印象。思った以上にコーナーで離されてしまい、慌てて追い込んできた感じ。400mを後からかややまったりしてる走りが決勝に向けてどう修正してくるか。個人的には200mとの2冠に期待したい。

 

ボルト、ドグラスといった優勝候補が抜け本命不在となった200mですが、雨天、低温という悪条件の中、決勝進出のラインは20秒1台というハイレベルな結果になりました。また、今大会は事前のランキングとは関係ない番狂わせが多く見られていますので、サニブラウン選手の走りを楽しみにしたいと思います。