日本最速の栄冠は誰に?

2018年06月21日 | TRACコーチ 大西正裕

TRACコーチの大西です。

いよいよ明日より日本陸上競技選手権が開催されます!
今大会は、夏に行われるアジア大会の代表選考かけての試合となります。今年のアジア大会は、中国、台湾、カタールなど男子スプリントは活況しています。特に、中国は世界室内選手権で2位になった蘇選手(100m自己記録9秒99)、その蘇選手もつ中国記録を先日破った謝選手(100m自己記録9秒97)と湧いています。

ハイレベルな戦いが予想されるアジア大会の日本代表選考も熾烈をきわめています。
昨年100m、200mの二冠に輝いたサニブラウン選手は怪我のため欠場となりましたが、日本人初の9秒を記録した桐生選手、昨年の敗戦から見事に復活した山縣選手、海外を拠点にトレーニングを積んだケンブリッジ選手、昨年大活躍の多田選手など注目選手が出場します。日本最速の栄冠は誰の手に・・・

 

今シーズンの記録、自己記録をまとめた表が下記になります。

今期、日本人負けなしなのはランキングトップの山縣選手。織田記念、セイコーGP、布勢スプリントと競合選手との同走レースではスタートからリードを奪い、先頭を譲らないレースを展開しています。昨年は怪我のため日本選手権では6位に沈みましたが、9秒台でのリベンジとなるか。

 

続くは、山縣選手と同タイムでランキングトップのケンブリッジ選手。セイコーGPあたりから調子をあげて来ており、得意の後半の追い上げの切れ味がでて来ました。また、海外のトップ選手とのトレーニングによって9秒台の走りを肌で感じており、中盤までに山縣選手を射程圏内におければ優勝の可能性が高まります。

 

昨年、9秒台をマークした桐生選手。今季は200mからのシーズンインとなりましたが、本人も周囲も予想以上にタイムをあげることができず失敗レースでした。走りも少し昨年よりも重さがあるなという印象でしたが、その後国内、海外のレースを転戦し、世界のトップスプリンターとのレースを多くこなして来ました。シーズンベストも追風2mの好条件ではありますが、海外のトラック、転戦の中出した記録という意味では数字以上のインパクトがあります。勝ちきれないイメージがついてしまっていますが、転戦を見ると混戦でも自分の走りを維持できるように見え、日本選手権でどのようなレースが見れるか楽しみです。
シンデラボーイとして大活躍だった多田選手ですが、今季はここまでやや苦戦を強いられています。レースも多く出ていますが、10秒2〜3台で留まっており苦しい結果に。前半の加速部分で昨年の勢いがやや落ちているように見えますが、本番までにどこまで修正してくるかが楽しみです。

 

 

上記の選手以外にも、今季好調の小池祐貴選手、桐生選手の直系の後輩当たる宮本大輔選手と勢いのある選手もおり見応えたっぷりのレースになると思います。W杯だけでなく、かけっこ日本一決定戦にも是非ご注目を!!

男子100m
予選  6月22日 15:30〜
準決勝 6月22日 19:35〜
決勝  6月23日 20:35〜

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