責任と成長

2018年08月11日 | TRACスタッフ

TRACの竹内です。

題名の通り、責任と成長はセットであると私は考えています。それを大西コーチの名言から考えてみたいと思います。
数々の名言を残している大西コーチですが、私は特にこの言葉が印象に残っています。

「子どもからすれば学生も大西も全員同じコーチ」

子どもの目には各コーチの経験や知識などの背景は関係なく、全員同じ“コーチ”として映ります。その点、指導現場では“学生だから”などという言い訳は通用しないので、みんな等しく努力する必要がありますよ、ということをこの言葉は意味していると私は解釈しています。
それだけ指導現場には「責任」が生じます。この責任には、子どもの足を速くするための指導の質から指導中の事故やケガなどのリスク管理まで含まれます。1週間に60~75分というわずかな時間ですが、子ども達を預かり、少なからず子ども達の人生に関わっているということを考えると、この責任は当たり前であると考えています。

ここまでの話を聞くと、責任が生じる場所であるが故に、がちがちのマニュアルがあるように思われる方もいるかもしれません。もちろん、現場に出るうえでの必要最低限のマニュアルは存在し、マインドの部分も共有されています。
ですが、TRACの良いところは各コーチにある程度の自由が与えられている点です。余白部分があるのでコーチはここでそれぞれの色を出すことができます。
自分が担当していないクラスにたまに行くと、そのクラスの雰囲気にメインコーチの色が出ていることがよく分かります。
余白部分をどのように埋めるかは各コーチに委ねられています。ですが、この余白部分はどうにか自分の頭で考え埋めなければならない部分でもあります。つまり、自由にも「責任」が伴うのです。

このようにTRACという環境には「責任」がよく伴います。ですがこの環境こそが成長につながると考えています。もちろんのことながら、陸上が好き、子どもが好きというベースがあります。その上で責任が生じるので、“学生”という立場に言い訳することなくさらに子ども達のために本気で考え実行することができます。主体的に本気で考えるという経験の積み重ねによって、自分の経験を言語化することが可能になり、様々な分野へブリッジする能力が培われると考えています。これが私の考える成長です。また、この経験はTRACならではの特別なものだと考えています。

TRACのコーチスタッフは学生スタッフも多く、卒業という節目が定期的に訪れ人材は流動的になります。人は変わっても「責任」をもって指導現場に立つというマインドは文化として残っていったらいいなと私は考えます。

なんだか私がもうすぐ卒業するみたいになってしまいましたが、あと1年半ほどお世話になりますので引き続きよろしくお願いします!