3つのB

2018年08月20日 | TRACコーチ 大西正裕


TRACの大西です。
この夏に様々なカテゴリーの選手と関わる中で、学生時代に先輩に言われた言葉を思い出しました。
「3つのB」という言葉です。
3つのBとは<Base><Basic><Build>の頭文字をまとめたものです。それぞれについて紹介したいと思います。
Base:基盤
競技をする上で必要な土台となる部分。トレーニングを継続して行えるように生活を整えたり、トレーニングに耐えうる体を作ったり、より良トレーニングができるように練習環境を改善したり整えること。
Basic:基礎
スプリントドリルやハードルドリルなどのパフォーマンスの動きの基礎。生理学やバイオメカニクス、栄養学などの基礎知識。
Build:積み上げ
Baseとなる土台を大きくし、Basicを積み重ね、応用していくこと。
トレーニングメニューを考える上で<3つのB>を教わりました。このどれが欠けてもパフォーマンスの向上は難しいとお思います。また、カテゴリー毎のジレンマも感じました。
社会人アスリートでは、基礎的な動きや知識、やるべきトレーニングがわかっていても仕事や時間的都合により土台が小さくなってしまい、筋力や体力がなく理想とする動きができない。中高生では、体力的な土台はあれどトレーニングの狙いがわかっていなかったり、シューズの踵を踏んでいたり、アスリートとしての自覚が低いと感じる場面にも出会いました。大学生アスリートでは、この<3つのB>のバランスが取れており、高いパフォーマンスが発揮できる条件が整っていたように思いました。
私自身も一緒にトレーニングさせてもらう中で、苦手だったスプリントドリルがうまくなってるものの土台がないためにトレーニングについていけなかったり、筋力が不足しているため速いスピードでは発揮できない技術があったりと<3つのB>の重要さを痛感しました。
トレーニングを”ただ頑張ること”は慣れてしまえば比較的できます。しかし、Baseのように体のケアや環境を整えることやBasicのようにトレーニングの狙いや意味を理解するために学ぶことは、トレーニング以外の時間でやるべきことです。トレーニング以外の時間でどれだけ競技のことを考えた行動や選択ができるか。レースはスタートラインに立つ前から始まっています。